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バストの垂れから黒ずみまで。胸のお悩みに答えて!|なんでも相談室「今日はどうされましたか?」#22

スキンケアに関する疑問から、カラダのお悩み、生活習慣のことまで、みなさんが気になることならなんでもOKの相談室。毎回、1つの悩みをテーマとして取り上げ、お答えしていきます。

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お悩みにお答えするのは…
相談員 田家麻生

バストアップ研究家、バストケアサロン「YVESJU  SALON(イヴジュ サロン)」オーナー。Aカップで削げて左右差があった自身の胸の悩みからバストケアを追求。YouTubeチャンネル「ハッピーまきちゃんねる」でも独自のケア法や生活習慣のコツを紹介し、人気を集める。

助手 清水 尚美

元美容メディア編集者。体型に合うブラがなかなか見つからず、10代の頃からブラは必ず専門ブランドでフィッティングしてから購入している。上半身が厚い骨格ストレートのため、20代では着やせブラを着用、30代に入ってからはバストの横流れと下垂を憂いて毎日の保湿とマッサージは欠かさない。


本日のお悩み

胸にまつわる悩みや疑問が、無限にあります

胸に関してはきちんとケアできているか自信がない上、形、色、ハリ感の悩みやブラに関する疑問など、聞きたいことが山積みです。とにかくいろいろ教えてほしい!

人の数だけ胸のお悩みがある。今回は一問一答でたくさん答えます

写真:清水
清水
聞きたいことがありすぎて、何から聞けばいいか分からないくらいです…。

写真:田家
田家
個人差がかなりありますし、年齢やライフイベントとともに胸も変化していくものですから、悩みが尽きないのは当然です。私自身も、かつてはAカップだったこともあり、デコルテ周りの削げ感や胸の左右差などに悩んできました。でもケアを続けることで自分が望む方向に変わっていけたので、諦めず悩みに向き合っていくことが大切です。お悩み、なんでも答えます!

写真:清水
清水
心強い…!今回は田家さんご自身の経験と知識の助けを借りて、なるべく多くの疑問を解決していきたいと思います!

お悩み 1

上半身にお肉がつき始め体型の変化を感じているけれど、胸のサイズは変わっていません。ブラのサイズは見直さなくても大丈夫ですか?

答え
アンダーサイズが変わっているはず。見直しましょう!

胸のサイズ自体は変わっていない印象とのことですが、アンダーサイズには変化があるのでは? アンダーサイズが大きくなっているのにバストが変わらないからと今までと同じブラをつけていると、締め付けが強くなるので、胸に大きな影響を及ぼします。また、実は体型の変化ではなく、しばらくブラを買い替えておらずアンダーが伸びているだけ、という可能性も…。アンダーが伸び切ったブラを着用し続けていると、着け心地が悪いのはもちろん、胸をホールドしきれず横流れの原因にもなります。これを機会にブラをしっかり見直してください!


お悩み 2

ナイトブラ、着用した方がいいですか?

答え
胸の脂肪が流れないように、予防として着用するのがベストです

良質な睡眠を摂るには十分にリラックスできる状態がベストなので、ナイトブラは締め付けが苦しくないものが良いです。加えて、寝返りを打つなど就寝時は無意識に動くので、胸の脂肪が流れやすい状態。胸が無防備なままだと四方八方に脂肪が動き、流れていきますから、いずれは形の崩れや下垂の原因になる可能性があります。その予防という意味で、夜はナイトブラを着用するのがおすすめです。


お悩み 3

胸にハリ感、ボリュームがなくなってきました…。復活しないでしょうか?

答え
まずは胸まわりのコリをほぐし、筋肉の可動域を広げましょう

年齢とともに女性ホルモンが減っていくことが、胸のハリ感やボリュームの変化に繋がっています。この女性ホルモンをサプリや食事で補おうとする方が多いと思いますが、盲点は胸まわりのコリ。血流が滞っていると、せっかくの栄養や成分が胸まで届きにくくなってしまいます。胸まわりのコリを緩め筋肉の可動域を広げることで、栄養を行き渡らせ、逃げていった胸のお肉が戻りやすくなりますよ。「何をしても変わらない」と感じている方は、コリをほぐすことから始めてみましょう。

\HOW TO 胸まわりのコリをほぐす!/

STEP 1
左手を握り、右鎖骨の下に置く。グーッと中に圧をかけてほぐしながら、脇手前まで動かしていく。30秒かけてゆっくりと、中のコリを引き剥がすイメージで行う。

【ポイント】
右手を添えて行うと奥まで圧が届きやすくなり、より効果的に!

STEP 2
右手を握り、左鎖骨の下に置く。STEP 1と同様に、圧をかけてほぐしながら、脇手前までゆっくりと動かす。

STEP 3
両手を握り、バストサイドに添える。中心に向かって1分間、胸を引き剥がすようにほぐす。

【ポイント】
ほぐす前に深く息を吸い、中心に向かって圧をかけながら息を吐き切ること。筋肉の奥までほぐしやすくなる。


お悩み 4

削げたようになってしまったデコルテをどうにかしたい!

答え
コリの解消×良質な油でふっくらさせましょう

年齢を重ねた方だけでなく、胸の位置がもともと低い方や小さめサイズの方ですと、デコルテあたりから骨が見えることがありますよね。

私も骨がしっかり見えているタイプでした。私が実践した方法で、削げたデコルテをふっくらさせるカギは2つ。胸まわりのコリの解消と良質な油の摂取です。

\胸まわりのコリの解消/
お悩み3で回答したストレッチを行いましょう。胸まわりのストレッチは筋トレとは違い、ゆっくりした動きで体に覚えさせ、定着させるのが重要。加えて、毎日お風呂に浸かり、血流をさらに促す習慣をキープできると◎です。

\良質な油の摂取/
胸はほとんど脂肪でできていますから、私はオリーブオイル、アボカド、ナッツなどの良質な油のほか、豆乳、納豆を毎日摂ることをおすすめしています。食事の量を増やすよりも、食事の質を上げること、摂取した栄養素がちゃんと胸まで行き渡ることを重視しましょう!


お悩み 5

バストトップの黒ずみが気になっています

答え
色が濃くなってくるようであれば、保湿を

バストトップの色は皮膚と同じで、そもそも個人差があります。ただ、摩擦で色が濃くなる可能性はありますから、保湿をして摩擦の刺激から守るのがおすすめ。敏感肌の方はバストケア用品を使っていただくと良いと思いますが、保湿はスキンケアの延長と捉えて顔・ボディと同じものを使っても大丈夫ですよ。保湿してある程度、肌になじんでからブラをつけると、蒸れたり、汚れたりなどの不快感は軽減されます。

\摩擦ケア以外にも、保湿は大切!/
乾燥し、ハリのなくなった皮膚でバストを支えることになると、垂れる原因に…。顔だけでなく、胸にも潤い補給を!

お悩み 6

胸のタイプに関係なく、みんなができるバストケアって?

答え
胸を“根元”からぐるぐる回す簡単ケアがおすすめ

手のひらで胸を掴み、引き上げながらぐるぐると回します。ポイントは胸の根元を持つこと。胸の表面ではなく、根元をしっかり掴むようにしましょう。そうすることで、胸まわりの血流を良くし、コリの解消にも繋がります。また、胸が横流れしている方は脇まわりが凝っているはずなので、ぐるぐる回すこと自体が大変なはず。続けることで、胸の横流れ、形崩れなど、胸の悩みをケアすることに繋がります。胸まわりの状態をチェックする意味でも、毎日続けてほしいです!

バストケアをご自愛時間に。緊張状態から心身を解き放つことも大切

写真:田家
田家
胸の悩みとの直接的な因果関係は分かりませんが、経営しているバストケアサロンでお客様の悩みを聞いていると、多忙だったり、ストレスを抱えていたりして、ずっと交感神経がオンになっているような状態が続いていらっしゃる方が多い印象です。

写真:清水
清水
確か、交感神経は血管の収縮をコントロールしているはず…。つまりは血流に関わってくることを思うと、胸にも何かしら影響がありそうですね。

写真:田家
田家
そうですね。お客様の中にはリラックスの仕方が分からないというお声もあります。それならお風呂に浸かったり、ストレッチをしたりすることをオフへの切り替えに利用して、毎日のバストケアをリラックスするためのご自愛時間に変えていただきたいです。心身ともにリラックスすることも、バストケアの重要な要素だと思いますよ。

本日の学び

普段から、バストの横流れと垂れ防止のためにマッサージをしていますが、その際にデコルテ周りに筋肉の張りを感じたり、肩甲骨がゴリゴリ鳴ったりすることがしばしば…。どのくらい体が緊張していたか、疲れがたまっているかという身体の変化に気づく機会になっている気がします。マッサージが終わった後は、呼吸が深くなり、肩回りもスッキリ!乳がんのセルフチェックも兼ねられるので、これからは、コリをほぐすことをより意識しながら続けていきたいです。(清水)

監修/田家麻生
編集/間野加菜代(Cumu)
イラスト/itoaya

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